大学生がしている『インターンシップ』とは何?3種類のインターンシップの特徴を説明します!

『インターン』と聞くと、お医者さんや弁護士などの専門職をイメージされる方が多いのではないでしょうか?最近では、企業のインターンシップ導入が増えており、インターンシップ制度を就職活動に活かす学生も増えています。
今回は、インターンシップとは何か、どのような種類があるのかなどインターンシップについて紹介します
1.インターンシップとは?
インターンシップによる職場体験をすることで、就職後に「こんなハズではなかった」
「思っていた仕事と違う!」というミスマッチを防ぐことが出来ます。
企業側も、実際の仕事ぶりを見ることが可能となり、業務を覚えてもらってから本採用に繋げることが出来るというメリットがあります。
2.3種類のインターンシップの特徴とメリット・デメリット
インターンシップは「ワンデーインターンシップ」「短期インターンシップ」「長期インターンシップ」の3つの種類があります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットを確認しましょう。
(1)ワンデーインターンシップ
ワンデーインターンシップは、名前の通り1日限定のインターンシップです。
1日限定のため、職場体験というよりも職業体験というイメージが強いです。
業界や仕事に対して、より知識を深めてもらうため、企業セミナーや職場見学などが多いです。
① ワンデーインターンシップのメリット
1日限定で参加することが出来るため、スケジュール調整が行いやすく、複数の企業のインターンに参加することが出来ます。
まずは、ワンデーインターンシップに参加し、そこから長期インターン先を探すなど幅広く活用することが出来ます。
②ワンデーインターンシップのデメリット
セミナーやイベントという形で開催されることが多いため、実際の業務を体験することが出来ず、業務のイメージが掴みづらいです。
また、企業側も表面的な説明をするだけなので、リアルな企業の裏側までは分かりにくいです。
(2)短期インターンシップ
短期インターンシップは、長期休暇に3日~1週間と短い期間で行われます。
一度に多くの学生を受け入れてのインターンシップなので、学生同士でグループワークを行うことが多いです。
企業によって様々ですが、出された課題についてグループで取り組み、最終的には社員の前でプレゼンテーションをします。
①短期インターンシップのメリット
短期インターンシップは、企業側が学生を選考するために実施されているので、書類選考や一次試験の免除や内定を頂けることがあります。
グループワークを通じて、同じ業界で働きたいと思っている仲間とのコミュニティーの場が出来ます。
②短期インターンシップのデメリット
長期休暇に行われることが多いので、アルバイトや旅行などのスケジュール調整が難しくなります。
(3)長期実践型インターンシップ
長期インターンシップは、数か月~半年と長期にわたり行われます。
実際に研修生として入り、社員同様の業務を行います。
①長期インターンシップのメリット
必要なスキルを習得することができ、選考や面接などのアピールポイントに加えられます。
実際に働くことを経験しておくことで、自分のなりたい職業への展望や方向性をイメージしやすいです。
②長期インターンシップのデメリット
アルバイトとは違い『平日のみ』や『日中のみ』が多いため、学業との両立が難しくなってしまうことです。
自分の時間が作りにくく、インターンシップの中では忙しいといえます。
3.パターン別、インターンの探し方
実際にインターンシップを利用する場合、どのように情報収集すれば良いかを状況別に紹介します。
パターン1:インターンに参加すべきか悩み中
インターンに参加すべきか悩み中!という方は、経験者から話を聞いてみてはどうでしょうか?インターンに参加している友人や、インターンから就職した先輩などの話を聞くことで、インターンに参加するメリットやデメリットを教えてもらうことが出来ます。
パターン2:働いてみたい業種や業界は決まっている
この業界で働きたい!など、働いてみたい業種や業界が決まっている場合は、インターンシップを紹介しているサイトを活用する方法がオススメです。
「インターンシップ 求人」などで検索すると、インターンに特化した求人サイトを探すことが出来ます。
業種に特化したサイトから総合的なサイトまで、色々な求人サイトがありますので、自分にあったサイトを利用してみましょう。
パターン3:この会社で働きたい!希望の会社が決まっている
働きたい会社が決まっているという場合には、希望先企業のホームページやSNSを確認し、インターンの募集を行っているかどうかチェックしましょう。
もし、希望している企業がインターンシップを行っていない場合は、同業のインターンに挑戦してみるというのも一つの方法です。
4.インターンシップが就活に役立つ理由
大学によってはインターンを単位認定授業に含めているケースもありますが、インターンシップは基本的には自由参加です。
では、なぜ、インターンシップが就職に役立つと言われているのでしょうか?
理由1:業界や業種の研究に繋がる
就職活動を行う上で、業界や業種の研究は重要です。自分がどの業界で仕事をしたいと考えているか、その業界のなかでもどのような業種の仕事が良いかなど、自分の得意分野と仕事が上手にマッチする企業を探すために、複数の業界や業種を体験できるインターンシップは業界や業種の研究に役立ちます。
理由2:スキルアップによる自己成長
実際の業務を体験することで、ビジネスに必要な知識やマナーなどを身につけることが出来ます。また、グループワークなどを通じ、他者とのコミュニケーション能力や調整能力などの自己成長に繋がります。
理由3:企業と学生のミスマッチを防ぐ
インターンシップから本採用を行う企業もあるように、インターンシップを利用することで、企業側と学生の双方が採用後のイメージを持つことが出来ます。
新卒入社後の離職率が増えているという現代では、採用後のミスマッチを防ぐという目的でもインターンシップは重要な役割を持っています。
4.まとめ
インターンシップは、就職活動だけでなく、社会勉強の機会にもなると思います。
インターンシップを通し、大学卒業後の将来を見据えて沢山経験してみましょう。
経験したことは、きっと無駄にはならないので、インターンシップに積極的に参加をして、悔いのない大学生活を過ごしてください。