2017.12.28
面接・GD対策

現役面接官が教える ~逆質問で高評価を獲得出来る成功例と失敗例~

今回は面接官の人事や採用担当、役員、社長から逆質問の時間をもらった場合に、

具体的にどういった質問が正解なのか、

私たち面接官が実際の面接の場で聞かれたリアルな逆質問の例と、

その質問によってどういった評価がされたのかについて、

いくつかポイントにまとめました。

意中の企業へアピールするために、事務や、営業など、職種も関係なく、逆質問対策に活用ください。

INDEX

1.逆質問とは

面接では質問を一方的にされるだけのことも多いですが、

面接官から「(会社に対して)何かご質問はありますか?」

と聞かれることがなかったでしょうか。面接から質問するように指示貰うことを逆質問と呼んでいます。

この逆質問の時間を上手に使うことで、ご自身の印象アップさせる為にも事前準備をしっかりしておきましょう。

準備がしっかり出来ておらず、質問はありませんと答えてはいませんか。
あるいは、逆質問の質問内容によっては、社長や、選考官からの評価を落とす危険性もあります。

中でも、ただ気になったことを質問している方は要注意です。

 

ここから、逆質問をされた面接官がどういった評価をするのか、

私が実際に面接の場で聞かれたことのある例を元に対策と、

準備の仕方についてご説明していきます。

2.最終面接の逆質問で評価を上げるために必要な3つの事前準備

ここでは、経営者や役員、面接官から聞いた、

実際のフィードバックを元に事前準備について考えてみたいと思います。

この記事を元に最低3つの質問を準備してみてください。

面接当日、自信をもって望める態勢を整えましょう。

①何を伝えたい質問なのか意図するものを考える

よく言われている逆質問で伝えるべき項目は、

・志望度の高さ

・自己PR

・企業との相性

などがあげられます。

そして、ここで大事なのは、

聞きたいことをただ聞くだけの時間ではないと意識して質問することが大切です。

評価を上げるための質問になっているか考えて聞きましょう。

例えば、志望度の高さを伝えたい場合は、

「今、御社の業界について●●を勉強してるのですが、

今までに入社前にどういった勉強をされている方が、実績出されている方が多いですか?」

といったように、

この質問例ですと、質問内容から会社の優秀な人をベンチマークしていることを意識させること出来ています。

また、入社前から勉強に取り組んでいる姿勢もアピールすることができます。

ただ、露骨にアピールすると面接官も慣れていますので、

自分のストーリーの中で、アピールを織り交ぜることができると質問が自然になり、

面接官からも評価されやすい会話に出来るはずです。

②ホームページや採用ページを見て質問準備

意外としていない人が多いのが、サイトをしっかりと見て、質問を事前に考えるということです。

当たり前だろ。と思われる方もいるかもしれませんが、企業のことを深く考える時間をもち、面接当日に質問するという姿勢が大切です。

ホームページを見て気になる箇所や、今後のビジョンや、今までの会社の動きについて質問すれば、サイトを念入りに見てきたことをアピールできるので、志望度の高さや、仕事が出来る人かどうかの判断材料にしてもらえます。

また、応募した採用サイト以外の募集サイトがあれば、そのサイトもしっかり読むことも評価に繋がります。

自身の応募した募集枠以外にどういった募集をしているのか確認し、今後の会社の動きについて自分なりに考えて会話の引き出しを増やしましょう。

会社の理解が進めば、自分の強みの整理に生かすことも出来るかも知れません。

他には、他社競合のサイトを見ていってもいいでしょう。

入社前から他社を意識していることをアピールできれば、志望度の高さを自然と感じてもらえるはずです。

 

余談ですが、

私は昔、サイトの誤字を見つけては、

あえてセミナーや面接後に担当者に伝えに行っていたこともありました。

人事に顔を売るチャンスと思っていたわけですが、効果は何とも言えませんので参考までに。

話すきっかけにはいいと思います。

③面接官のタイプによって質問を変える

これも言われてみれば当たり前のことですが、こういった間違えをしている面談がたまにあります。

ロジカルに物事を考えることが好きなタイプの面接官相手に、

「まずは足で稼ぐよう件数をこなしたいと考えているのですが、1日多い人で何件営業されてますか?」

と意気揚々質問してしまうパターンです。

ガッツがあることは非常に大切ですが、ガッツより大事なものがあると思っているタイプに、意欲を伝えても、恐らく、採用には繋がりにくいでしょう。

面接官も自分とは合わないなと感じるかもしれません。

もちろん、自分の長所を伝えることは大事ですが、相性もありますので、質問事項はいくつか用意したものの中から、面接官に合わせて選びましょう。

3.面接官が加点評価してもらえる8つの基本的逆質問例

評価されたい目的によって、逆質問を戦略的に使うことを心がけましょう。

最終面接の逆質問では、ホームページ内や、社員でも知らない情報を聞くこともできます。

注意すべきことも多くありますが、いくつか例を元に、自分自身で使いやすいものを使ってみてください。

①「同年代で入社して活躍している方はどういった方か教えて下さい。」

ベンチマーク(自身の目標)を探す姿勢を見せることで、向上心の高さを感じ取ってもらいやすい質問です。
面接官から回答を貰ったあとに、

「負けないように取り組みます。」

「そういった方と働けるとより私自身の目標が明確なので、まずは結果で追いつきたいです」など、

会社に対しての熱意や、

やる気を伝える会話を続いてしやすい流れが出来ることもあります。

②「入社前に勉強すべき事や、活きる経験があれば教えてもらえますか?」

成長欲求の高さをアピールしやすい逆質問です。

事前に自身で勉強していることを伝えても効果的です。

例えば、「今、独学で●●を勉強中なのですが、他にも自分で学ぶべきことはありますか?」

といったように、自発的に動ける人材だということをアピールしてもいいでしょう。

③「新規営業獲得営業でマーケット開拓をしてきましたが、御社の営業職ではどのような力が求められますか?」

ガツガツ活動出来ることをアピールする逆質問です。

計画をしっかり立てて、行動してきたことをアピールしたい場合は、

「目標数字からの逆算と、毎月の振り返りを個人で行ってきましたが、
御社の場合、そういった数字管理はマネージャーの仕事でしょうか?」

と聞いてみるのもいいでしょう。
面接官の回答次第ですが、マネージャーになりたい意欲をこの後伝える会話にもつなげられそうです。

④「全社や事業部の目標達成にやりがいを感じます。配属先のチームで求められているポジションはどういった方でしょうか?」

チームプレーや、社内での関係値を大事にするタイプだと感じてもらえる逆質問です。

他の質問とも重なりますが、
入社前の準備をするためや、社風が合いそうだと感じてもらえる会話をしましょう。

面接官がより具体的に相性をイメージしてくれるでしょう。

⑤「●●業務、一筋で頑張ってきました。御社で活躍するために、今のままだと足りない能力はどういったことでしょうか?」

専門特化してきたからこそ自信を持っていることを感じてもらえる逆質問です。
基礎能力はあるとアピールしたうえで、

プラスで御社のために成長したいという気持ちが伝わるといいでしょう。

⑥「(面接官)様にとって、御社でやりがいを感じられる点はどこにありますか?」

この逆質問は、面接官にしっかり話をしてもらうということにもメリットがあります。

面接官も人の子ですので、自分のことに興味を持ってもらうと、

嬉しそうに話をしてくれることもあります。
面接官のタイプによりますが、しっかりと話を聞いて、

一緒に働きたいと感じてもらうことも手法の一つです。

⑦「従業員の皆さんのそれぞれの将来像や夢などはどういった方が多いでしょうか。」

自分の将来像をしっかりと持ちたいということをアピールでき、

かつ、先輩社員たちの思考が合うかどうかも判断できる逆質問です。

面接官によっては、曖昧な回答になったりすることもあるので、

会社の雰囲気を見るいい機会になるかもしれないですね。

⑧「御社の理念の中でもっとも強く意識すべき事はありますか?私は●●という理念が非常に魅力的だと感じていて、仕事の取り組み方を変えたいきっかけになりました。」

しっかりと理念まで調べていないとできない質問なので、

面接官に念入りに準備をしてきたことをアピールできる会話が出来ます。

また、面接官の理念に対しての考え方や、姿勢も見られるので、

社風や、社内体制の判断材料にしましょう。

4.地雷になるかもしれない危険な3つのキーワード

注意が必要になるキーワードについ説明します。

今までの逆質問で、自分自身のポジティブさや意気込みを伝える質問をご紹介しましたが、

ここからは、会社のことを聞く場合の注意についてです。

中でもこの3つは聞き方次第で、

せっかくの高評価を下げてしまう可能性がある質問です。

注意しましょう。

①残業について

私もよく聞かれるのですが、
「御社の残業時間の平均はどれくらいですか?」という質問です。

面接官にとってはNGワードになっているケースがあります。

残業時間を把握することは非常に重要です。

では一体何がいけないのか、ご説明します。

 

会社の平均残業時間を聞いて、
どうしたいのかという点が話せていないことが評価を下げる理由です。

分かりにくいと思いますので、

あえて極端な2名の例を挙げてみたいと思います。

Aさん「自分が成長するために周りの皆さんより必死に学ぶ必要があると思うのですが、平均残業時間はどの程度でしょうか?それ以上に勉強頑張ります!」

Bさん「私、定時に帰れる企業で働きたいと考えてます。御社は平均残業時間どの程度でしょうか?」
皆さんこの両者の質問を聞いてどう感じたでしょうか。

残業して学びたいという必死な人と、残業したくない熱心じゃない人でしょうか。

少し、上の質問に追記してみましょう。

下記読んでみてください。

 

Aさん「自分が成長するために周りの皆さんより必死に学ぶ必要があると思うのですが、平均残業時間はどの程度でしょうか?それ以上に勉強頑張ります!あと、残業代は出ますでしょうか?」

Bさん「私、定時に帰れる企業で働きたいと考えてます。御社は平均残業時間どの程度でしょうか?早く帰って一日でも早く戦力になれるように勉強やセミナーに行きたいと考えています。」

 

印象はどう変わりましたか?先ほどと比べるとAさん、Bさんの印象が違いませんか。
言葉一つでここまで評価が変わります。

残業についての考えは人それぞれ違います。
ですので、どう考えているのかということが正確に伝わるように質問することが大事です。

 

残業はすることが当たり前だと考える会社が合う人もいれば、
残業はしたくないと考えている人がいるのも当たり前のことです。

自分に合うか見極めてもらう意味でも質問の意図することは正確に伝えましょう。

②転勤について

こちらも極端な例を挙げてみます。

Aさん「本社以外の地域で立ち上げや、主軸メンバーとして働く機会をいただけるのであれば、ぜひ挑戦したいのですが、御社は転勤、ありますでしょうか?」

Bさん「実家が東京で、親の介護のこともある年齢なので、東京以外のエリア勤務ですと転職先の候補に入れにくいと考えているのですが、御社は転勤の可能性はありますでしょうか。」

 

AさんもBさんも転勤の有無について、ご自身の考えをしっかりと述べています。

こういった質問が出来ていれば、会社としても非常に判断がしやすいです。

そこまでの面談での質問や、過去の実績を踏まえて選考結果も考慮してくれるはずです。

余談になりますが、

ここで転職者がよく勘違いするのが転勤を断ったから不採用だった!

という話をよく聞きますが、

それは正しいとは言い切れません。

少し厳しいことを言うようですが、

転勤を断っても合格する人は合格します。

経験や人柄も踏まえての総合評価ですので、

しっかりと次回の対策に生かしましょう。

③年収について

年収についてもまずは2人の例を比べてみましょう。

Aさん「3年後には事業部責任者をしたいと考えているのですが、

事業部の責任者までいけると年収は平均でいくらくらいまでいくものでしょうか。

また今の経験ですと私はどの年収層からスタートできますでしょうか。」
Bさん「現職では●●万円を貰っていました。私の経験だと年収のご提示はいくらくらいになりますか。」

Aさんは会社の相場と比べて、自分がいくらもらえるのか聞いています。

皆さん、転職する業界が違う場合でも所得はそこまで下げたくないのが本音です。

入社時は年収を下げるとしても、
過去の経験を評価してもらい早いタイミングで役職に就けるような採用をしてもらうことも手段と考えましょう。

一番下の部下から始めるのか、マネージャー、役員候補として始めるかによって、

入社時の社内立ち位置も大きく変わります。

明確にしてもらえるよう話を進めるといいでしょう。

こういった話は内定が出てから詳細を詰めていくのも手段です。

あとは、エージェントに給与交渉を任せるのも効果的です。

対して、Bさんは自分の過去と比べて、会社がどの程度出せるのかを聞いています。
Bさんのような自信満々なスタンスで臨む方も多いのですが、
転職先の業界が違う場合や、同業での転職の場合によっても違いますが、

デリケートなので、聞き方は気を付けたほうがいいでしょう。
年収相場が同業であっても会社によって大きく前後してしまうこともあるからです。

経験や人柄を評価してもらっても、そもそも給与の折り合いがつかなければ、

話も進みません。いかにお互いの納得いく金額を把握し、話を丸く治めることが大事です。

今までの社会人経験をフルに生かして、

給与交渉をしてみていただくとより良い結果につながるのではないでしょうか。

 

5.最後に

逆質問対策はいかがだったでしょうか。

ぜひ、今回はリアルな例を参考に、考え方を変えてみてください。
逆質問は自己PRのチャンスです。

最後まで気を抜かず逆質問が出来れば、

面接官一押しの転職者にしてもらえるはずです。

面接官の心理も理解し、
ご自身の評価アップできる逆質問を考えてください。

これからの選考で良い結果が出るよう、応援しております!

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