グループディスカッションでの司会は有利?

就職活動で近年よく取り入れられている「グループディスカッション選考」では、個人面接や筆記試験などで見る事ができない
【他人と関わった時にどのような対応ができるのか】を判断します。
グループディスカッションをする場合、司会などの役割分担が行われすが、役割によって選考結果い影響がでることはるのでしょうか?
就職活動の事前対策としてグループディスカッションについて知っておきましょう。
INDEX
1.評価基準は役割ではない
結論から先に言うと、グループディスカッションでは役割によって評価が変わるということはありません。
グループディスカッションでは、グループ内での議論に貢献し、より良い結論を導くために役に立てたかどうかが評価基準とされています。
どのような役割でも議論の役に立ったと判断されれば評価をされ、役に立っていないと判断されれば、マイナスの評価をされます。
よって、どの役割でも議論に貢献することもできるし、グループ内の議論を壊すこともできます。
2.司会はリスクもリターンも大きい!?
(1)良い司会は必ずグループディスカッションを突破できる
グループディスカッションに役割は関係ないが、なぜ司会が有利、不利などという意見があるのでしょうか。
それは、司会がグループ内の議論に与える影響が大きい役割だからです。
良い司会が議論を上手く仕切ることができれば議論は円滑に進みますが、駄目な司会が議論を仕切ると意見がまとまらずに終わってしまうこともあります。
良い司会と判断されれば他の学生とは比ならないくらいの評価を得ることができ、駄目な視界と判断されれば評価は地に落ちるも同然となります。
議論の役に立てたかどうかが評価基準なので、議論に対する影響が大きい司会の役割は、実力によって有利になることもあれば、不利になる役割と言えるでしょう。
(2)良い司会と悪い司会の違い
司会を行い、グループ間で意見の対立が起きた場合、両グループの間で対立している論点と同意している論点を見つけ、対立している論点について議論をする方向に進めることができれば良い評価を受けることができます。
一方で、意見の対立が起きているにもかかわらず、多数決を提案したりする司会は、議論を放棄したとみなされ評価は下がります。
司会をする場合には
- 議論を始める前に議論のスケジュールを組む
- 周りの発言を聞き逃さず要約する
- 対立している論点を明示し議論すべきところを明確にする
という点を心がけましょう。
3.司会でなくても、グループディスカッションは通る
重要なのは、役割そのものではなく、役割を通して議論に貢献できたかどうかです。
議論により貢献するためには、自分の得意な役割を担うことが大切です。
例えば、ノートを取ることに自信があるのであれば、グループでの議論を整理してまとめる書記の役割を担ってもよいでしょう。
議論で出された意見が紙に整理されると、論点が分かりやすくなり、円滑に進めることができます。
無理に、司会をする必要はありません。
このように、どの役割かが重要なのではなく、自分が貢献できるポジションを探し、いかに議論に貢献できるかが重要です。
できるだけ多くのグループディスカッションに参加し、自分の得意な役割を探しましょう。