当てはまったら要注意!就活で気をつけたいブラック企業の特徴6つ

就職活動をする場合、複数の企業へ選考の申し込みをすることになるでしょう。
しかし、企業の中には「ブラック企業」と呼ばれる会社も存在します。
ブラック企業に入社してまう前に、ブラック企業かどうか見極めておくことが重要です。
今回は選考を申込んだ企業がブラック企業かどうか見極める方法をご紹介します。
1.採用人数が社員数と比べて多すぎないか
ブラック企業の採用の最もわかりやすい特徴として、採用人数が会社の規模に見合わない多さである、というものがまず挙げられます。
ブラック企業は労働環境が過酷であるために、途中で辞めていく人たちもたくさんいますから、その分だけ採用もできる限り多めの枠を取るようにしているわけです。
例えば、社員数が3000人ほどの会社が、400名近くの人数を新たに採用していたとします。
これは明らかに異常な採用人数です。そのままもし全員が辞めなければ、数年後には会社の規模が膨れ上がってしまいます。
つまりは、新たに採用された人たちは、一年以内に相当数が辞めてしまっているのだ、と推測できます。
企業体制がブラックではなくとも、人材の入れ替わりの激しいということは、組織としての基盤がはっきり作られていないことを示している場合もあります。
どちらにしろ、採用人数の多い会社はオススメできません。
間違えても、採用人数が多いのは、それだけ仕事の量がホワイトに割り振られているからだとは考えないようにしましょう。
2.努力次第で高給アピール
頑張ったら頑張っただけ給料が増える、とアピールしている企業は、ほとんどの場合で給与が歩合制となっています。
大企業ならまだしも、中小零細企業での歩合制は、高確率でブラック企業です。
「努力次第で給料が上がる」という企業は、逆に言えば最低限が保証されていないため、歩合が未達成に終わってしまった場合には驚く程少ない給料しかもらえません。
さらに、その給料の低さを能力不足のように扱われますので、精神的にもかなり厳しい職場となるでしょう。
もちろん、営業が得意である人ならば、歩合制は普通の仕事よりも稼げる仕事と言えますが、それでも基本給を示そうとしない企業にだけは注意を払っておいた方が無難です。
3.時間外労働への規約がない
企業側に、時間外労働に対しての明確な規約がない会社は要注意です。
新入社員でもみなし労働のあるような会社では、企業体制として、できる限り多く働かせて給与は下げるという考え方に染まっていますので、労働の対価がまるで見合いません。
そもそも、時間外労働への規定のない会社は、企業として失格です。
労働とは、時間と労働力を売ってその報酬をもらうことですから、それだけに時間外労働への約束事は最大の懸念です。
そこを明確に示さないということは、まず間違いなく、その会社はブラック企業だと思っていいでしょう。
4.社員の平均年齢が26歳以下
創業して間もない新参企業であるなら話は別ですが、普通の企業で社員の平均年齢が若すぎるようであれば、それも注意が必要です。
社員の平均年齢が若いということは、つまりは、長く勤めている社員がいないことを意味します。
社員の流出はブラック企業の典型的特徴ですから、社員の平均年齢の低さは、そのまま労働環境の悪さを示しています。
そもそもベテランのいない職場が新人に優しいわけがありません。
具体的には、平均年齢が26歳以下である場合が要注意です。
ブラック企業というものは、概ね新卒の方を騙すように採用することで会社を回しています。
ある程度社会を知っている人たちは、ブラック企業には近づきません。そのため、社員の平均年齢が若くなっている場合が多いのです。
離職率・勤続年数も、調べられるのなら調べておくのがよいでしょう。それぞれ、30%以上・3年以下が目安です。
5.第一印象は信じよう
まともな企業というものは、第一印象を大切にします。
最初に与えられるイメージが、そのままその企業の業績に直結すると言っても過言ではありません。
採用においても事情は同じで、普通の会社であれば採用希望者にも丁寧に接します。逆に言えば、ここがずさんである会社は、企業体制が悪いのだと判断できるということです。
第一印象という企業にとって一番大切な部分がずさんである会社が、時間や給料の管理だけは誠実である、ということはありえません。
たとえば、メールの文面が幼稚であるとか、内定がすぐに出るとか、そもそも担当者の態度が悪いであるだとかは、十分にその企業の体制が悪い証拠と言えます。
この会社は信用できないなと思ったら、その第一印象は大切にしましょう。
6.説明会には気を付けよう
前項で第一印象は大切であると述べましたが、ただ一つ、企業の説明会には注意しましょう。
説明会というものは企業の宣伝ですから、当たり前のようにできるだけ綺麗なイメージを植え付けようとするものです。
ブラック企業の新人採用は、実際のところ、この説明会に頼りきっています。
データで見ると、ブラック企業というのは一目瞭然ですから、直接、説明会で若い人を騙そうとします。言葉だけではなんとでも言えるというのを忘れてはいけません。
少しでも説明会に違和感を感じたのなら、大人しく引き下がったほうが身の為でしょう。特に、感動するような説明会は危険です。感動する話は、実態以上に印象を良くすることができる、詐欺師の常套手段です。
説明会において、信じられるのは悪印象だけ、という言葉もあるくらいですから、説明会には十分に気をつけましょう。
本当の企業の評判は、ネットのクチコミサイトなどで確認したほうが信ぴょう性は高いです。