ノンバイサーが就活で逆転するために

学生時代にアルバイトをしておらず、サークルにも所属していなかった就活生を指す「ノンバイサー」。
ノンバイサーが就職活動で十分なアピールをして就職したい企業の選考に通ることは可能なのでしょうか?
1.学生時代に力を入れた経験は?ゼミでの経験値をアピール
ほとんどの学生がゼミに所属していると思いますが、所属はしているけどたいして目立った活動をしているわけではなかったり、メンバーのやる気があるわけではなかったりするゼミが多いのではないでしょうか。
しかし、「どうすればよくできるか」を考えることができれば、そのようなゼミに所属していた学生でも学生時代に力を入れた経験として語ることができます。
例えば、来年の新入生の数を3倍に増やす、今よりも議論が活性化する方法を考える、意見の発表する形式を変えてみるなどのような具体的な目標を立てて、ゼミに働きかけてみましょう。
来年の新入生を3倍に増やすためには、
- なぜ新入生を増やさなければいけないのか。
- このゼミのセールスポイントは何か。
- このゼミに興味を持つ新入生はそのような層なのか。
- その人たちにアプローチをかけるにはどの場所が最適なのか。
- ゼミの見学に来た新入生を確実にゼミに入れるためには何が必要か。
- これらを行うためのプログラム作りはどうするか。
といったことを、ゼミ全体で考えることになります。
これだけのことを考え抜くにはゼミ全体の協力が必要になりますが、ゼミ全体をまとめて、プロジェクトを動かすために行動したということは、ただ漠然とサークルやゼミに所属していた学生よりも説得力のあるアピールをすることができます。
就職して仕事をする時も同じでどうすればより良くプロジェクトを進めることができるか、そのために自分は何ができるのかを考えることができるかどうかが就活では最も重視される項目です。このような能力がある人は、どのような場でも成果を出すことができます。
2.身の回りで経験値を磨ける場所を探そう
自分がいま、所属しているコミュニティや、ゼミ、サークルを思い浮かべてください。
その中には必ず、今よりもさらに良くできるものがあるはずです。
どのような組織や団体でも必ず直面している課題や、解決しなければならない課題を抱えているものです。
その課題を解決するために、自分が積極的に行動し、真剣に取り組んでみましょう。結果がついてくるかどうかは問題ではなく、とにかく積極的に考えて行動することが大切です。
所属する団体が身近にないという人は、インターネットを使っていて困ったと思う点、普段生活しているうえで不便だと思った点をあげて、それを解決するためにはどうしたらいいかを考えましょう。
それが自分でどうにかできるものであれば自ら新しいものを生産すれば良いし、考えるだけでももちろん力になります。
とにかく自分から行動していくことが成功へのカギです。