2018.05.10
就職活動マナー

辞めるのにボーナスってもらっていいの?転職時期と賞与の意外な関係性とは

転職する際、気になってくるのが年に2回もらえるボーナス。「今の企業はできるだけ早く辞めたい」という気持ちがある一方で、「ボーナスを全額もらってから辞めたい」と思ってしまうのは仕方のないことです。今回はそんなボーナスと転職時期の関係をわかりやすく解説します。

1.まずは就業規則を確認

ボーナスは普通の給料と違って法律によって定められた明確なルールがないため、企業によってその支払い方に大きな差があります。(そもそも普通に働いてもボーナスが支払われない、なんていう場合もあります。)

ボーナスは基本的に「査定期間の評価」と「企業の業績」によって決まりますが、退職時にボーナスをもらえるかどうかのポイントとなるかはこの「査定期間」という点になります。

簡単に言えば、査定期間に働いて企業に利益を与えていればそれ相応のボーナスがもらえますし、そうでなければもらえません。

査定期間は多くの場合、前回のボーナスから今回のボーナスをもらうまでの半年間です。

また、「〇月〇日までに在籍していることを支払いの条件とする」なんて規則を設けている会社もあるので、まずは自分の会社の就業規則をよく読んでみましょう。

2.退職とボーナスの関係の主な3パターンを紹介

わかりやすく解説するために、ボーナスの支給時期と退職を申し出る時期・実際に退職すべき時期との関係性を3パターンで示しました。これはあくまでも一応で、企業や状況によって異なるということに気を付けてください。

(1)ボーナス支給後に退職の申し入れをした場合

この場合は、当然のことながらボーナスは全額もらえます。ボーナスは「これまでの働き」に対しての報酬ですから、全額もらってから辞めても法律的にも何ら問題はありません。

(2)ボーナス支給前に退職の申し入れをし、支給後に退職した場合

基本的に、ボーナスの査定対象となる期間はちゃんと働いているので、「全額支給」されるのが原則です。しかし、査定の評価には個人の心証が大きく影響することになるため、退職するという事実がボーナスの額に影響を及ぼすということもあり得ます。

また退職前に全額もらうことは会社のルール上は問題なくても、ボーナスをもらってすぐやめるということになれば、周囲によく思わない人がいて悪い雰囲気になってしまう、ということもあるかもしれません。

(3)ボーナス支給前に退職をした場合

この場合は、複雑な状況になることが多いです。日割りでもらえることもあれば、何割かの支給になるかもしれません。また、契約に「ボーナスをもらえるのは支給日に在籍している社員のみ」といった文言があれば、受け取ることはできません。

3.不当だなと感じたら企業の上層部や弁護士に相談

労働基準法にはボーナスに関する記載はなく、基本的にボーナスの条件は企業が自由に決められます。しかし、一度契約した内容を反故にすることは当然法律違反です。

上司の感情的原因やうっかりなどでボーナスの支給がされなくなってはたまりませんから、もしそのようなことがあった場合は、しっかりと就業規則や労働契約などを確認し、泣き寝入りせずにその内容に見合ったボーナスがもらえるように訴えるのがよいかと思います。

もし解決しない場合は、弁護士等に相談するのも一つの手です。

4.円満に退職するために

ボーナスをもらってすぐ退職することは、法律上問題はなくても、ボーナスをもらって次の日から会社に来ない、ということになってしまえば、当然残された社員は「ボーナスのもらい逃げだ」と思うこともあるでしょう。

もちろん自分がボーナスをもらうこと、ある程度は自分の希望通りの時期に退職をすることは大切ですが、退職で職場の雰囲気や人間関係が悪くなっては残念です。ボーナスの支給について、しっかり上司と話し合ったうえで退職の時期を決定するのがよいでしょう。また、ボーナス支給後に退職を申し出ることで、不和を最小限に抑えることができます。

5.ボーナス支給と転職に適した時期の関連性

転職活動に最も適した時期は「10~11月」「1~2月」であると言われています。

なので、「 6月にボーナスをもらってから転職活動を始める 」「 12月にボーナスをもらってから退職を申し出る 」

など、戦略的に転職活動を始められるとよいかもしれません。

まとめ

ボーナスの金額の算出の仕方は、会社によっていろいろです。何より大切になってくる点はやはり「自分が契約した内容に沿ったボーナスがもらえているか」ということです。職場の雰囲気に惑わされて何となくもらわずに終わってしまった、ということがないよう、きっちりと自分の契約内容を確認しましょう。

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