2018.05.13
就職活動マナー

第二新卒ってどういう意味?有利って本当?第二新卒の転職についてまとめました。

「第二新卒」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。何となく聞いたことがあっても普通の新卒とは何が違うのか、転職でどんな扱いを受けるのかよくわからない人も多いのではないでしょうか。今回は第二新卒での転職を始めようと思っている人も、第二新卒という言葉を初めて聞いた人もわかるように、第二新卒とその転職の実情についてまとめました。

1.第二新卒とは

第二新卒とは、「 新卒として入社して3年以内に退職、もしくは転職活動を行っている層 」のことを示します。

新卒で就職しても3割以上が3年以内にその会社を辞めてしまうといわれており、ざっと計算しても新卒で就職した3人に1人が第二新卒として転職活動を行うことになります。これらの人たちを指して、「第二新卒」と呼ぶのです。

2.「既卒」「第三新卒」紛らわしい言葉との違いを覚えよう

第二新卒と似た言葉として、「既卒」「第三新卒」という就職者の呼び方があります。混同しないように、それらとの違いをしっかり覚えておきましょう。

(1)既卒

既卒とは

既卒とは、「大学・大学院・専門学校等を卒業して、正社員として勤務したことのない求職者層」を指します。簡単に言うと、大卒でニートやフリーターとなっている人たちのことです。一般的に「新卒で就職を逃した人だ」と思われ、正社員としての経験もないため、就職活動は厳しい傾向にあります。

第二新卒は既卒と比べて、新卒で一度就職しているかどうかという点で明確に区別される、全くの別物です。

(2)第三新卒

第三新卒とは

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、第三新卒とは「大学院後期博士課程を卒業して職務経験がない、または職務経験が3年以内の求職者」を指します。(単に25歳以上の求職者を指して第三新卒と言うこともあります)

年齢より博士課程を終えていることがこの言葉の意味であるため、第二新卒と第三新卒は明確に分けられた考え方ではありません。例えば博士課程を卒業して新卒で就職し、3年以内に退職した人は、第二新卒でもあり第三新卒でもあるといえます。

3.企業は何を求めているのか

企業とって、第二新卒は他の転職者と同じように即戦力として活躍させることはできないですし、新卒のように一括採用・一括育成によりコストを下げることはできません。では第二新卒は、何が求められているのか。もちろん企業によってそれぞれですが、主に以下のようなメリットがあることがあげられます。

(1)新卒と同じくらい若い人材である

多くの企業は「若い人材」を求めています。今の日本で、新卒で一括採用するというのが一般的になっているのは、将来活躍するためのポテンシャルが高く、長く居続ける可能性が高いからです。第二新卒も年齢は普通の新卒とほぼ変わらないため、新卒と同様に将来的に活躍することを期待されています。

(2)社会人としての教育がされている

企業にとって、今まで学生だった新卒の人たちを社会人として育成するのは、非常に大きな負担です。その点第二新卒は、自分の分野の専門性は持ち合わせていなくても、基本的な社会人としてのスキルやマナーが備わっているため、育成のコストが省けるだろうと企業は考えています。

(3)就労やキャリアアップへの意欲が高い

第二新卒で転職活動をする若者は、基本的に「前の職場に不満があった」人たちです。それはつまり就労に対して受け身の姿勢ではなく、主体的に自分のキャリアを選択していっているということです。だから自分の会社に入っても自らのキャリア形成のために意欲的に仕事に取り組むのではないかと考える企業もあります。

4.前の仕事の辞め方は注意して伝えよう

第二新卒は一度職を辞めているので、就労への意欲が高く、プラスに受け止められることがあるといいましたが、当然その逆、つまり新卒で入った会社を辞めたことがネガティブに受け止められる場合もあります。

特に第二新卒は、前の会社をすぐに辞めた人であるため、どのような理由で辞めたのか必ず説明する必要が出てきます。

大切なのは、前の職を辞めた理由がはっきりして、次の職場との違いが明確に説明できることです。つまり、「前の会社はこういう理由で辞めたけど、御社で働く際にはそのようなことは絶対に起こらない」ということを示せればいいわけです。特に以下のようなネガティブな退職理由は、「うちの会社では大丈夫かな…」と思われてしまうことが多いため、気を付けましょう。

前職の退職理由を伝えるNG例

まとめ

「入った会社は少なくても3年は続けるべきだ」という風潮に代表されるように、一昔前まで日本では転職があまり活発に行われておらず、新卒で入った会社に最後まで働き続ける、生涯雇用が普通の社会人の在り方でした。しかし昨今の働き方の多様化に伴って転職も一般化し、新卒で入った会社をすぐに辞める人も多くなってきています。

企業としてはこのような人材を積極的に採用したいという思いがある一方で、入った会社をすぐに辞めてしまう、やる気のない人材なのかもしれないという不安を抱えています。

第二新卒で転職をする際は、このような就職市場の中での自分の立場がどのようなものか、第二新卒に対してどんなイメージを持たれているか意識して転職活動をできるとよいでしょう。

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