就活の制服?!リクルートスーツ。女子が上手に着こなすポイント

就活時期になると、駅のホームでみかける「就活生」のフレッシュな空気。
いいですね。
しかし、「なぜ、みんな同じ格好なのだろうか」という疑問が浮かびました。
就活らしい就活をしたことのない、筆者が女子の就職活動のスーツについて考えてみたいと思います。もしかしたら、これから必要になるかもしれないし!
INDEX
1.The リクルートスーツ
リクルートスーツとは、就職活動中に着用するスーツのことですね。各、スーツメーカーさんもリクルートスーツコーナーなどを設けて営業活動されています。
リクルートスーツの始まりは1970年代末頃のようです。1976年に大学生協と伊勢丹が就職活動用のスーツを販売したことがきっかけと言われています。
女子のリクルートスーツは、少し遅れる事1983年にやはり伊勢丹が販売を始めました。
ここから、日本のリクルートスーツの歴史が始まるという訳ですね。さすが、伊勢丹。
上記のように、女子のリクルートスーツの定番は「黒のスカートスーツ」と言えるでしょう。
駅のホームでみかけるフレッシュな女子達はほぼ、黒のスカートスーツに、ベージュのトレンチ、黒い硬い鞄、黒のワンストラップパンプスというスタイルです。
2.なぜリクルートスーツを着用するの?
就職活動=リクルートスーツという構図が当たり前になっていますが、なぜリクルートスーツを着用するのでしょうか?
就職活動の面接で面接官の第一印象を「良いものにする」ためには、
- 清潔感
- 常識がある
- きちんとした身なり
という点があげられます。そして、それを一瞬で叶えるための衣装が「リクルートスーツ」なのではないかと思います。
決して派手ではなく、無難。
スーツということできちんとして見える。
そして、もうひとつ、「みんなリクルートスーツだから」という安心感も背景にあるのではないでしょうか?
人間の好みは人によって異なります。
派手なデザインが好きな人、控えめなデザインが好きな人、色々な人がいます。
面接で面接官に無駄にマイナスの印象を与えないためにはリクルートスーツという就活生の制服が役に立つということです。
近年は個性を重視する企業も多くなりつつあるため、スーツ着用でなくても良いという面接もあると思いますが、
「個性を重視しているので、普段来ている私服で来てください」とはっきり言われている以外は、「平服」と言われてもスーツで行きましょう。
平服はビジネス上の平服という意味です。プライベートな私服とは異なります。忖度してくださいね。
3.パンツスーツは少数派?
女子のリクルートスーツはスカートスーツタイプを着用している方が多いです。
パンツスーツはNGなのかというと、そんなことはありません。
スカートスーツとパンツスーツは与える印象が少し異なるため、どのようなタイプに見てもらいたいかという点で選ぶと良いのではないでしょうか?
パンツスーツは「カッコいい女」のイメージです。少し、男性的な印象を与えますね。
強さ、誠実さ、俊敏さ、活発なイメージを与えたいという時にはパンツスーツがお勧めです。
一方、スカートスーツは、「女性らしさ」というイメージです。
スカート=女子の衣類という点からくる印象ですが、女性らしい柔らかさ、真面目さ、清楚な印象を与えたいという時にはスカートスーツがお勧めです。
リクルートスーツを選ぶときには、パンツスーツもスカートスーツもどちらも試着して、
自分のイメージにしっかりと合ったものを選ぶようにしましょう。スカートだから、パンツだからという理由が合否に影響することはほとんどありません。
4.リクルートスーツは「身体にあった物」がポイント
リクルートスーツでも通常のスーツでも、身体にあった物を選ぶことです。
ジャケットは肩幅に合わせて決めます。試着をしたときに、ピッタリしすぎずゆったりしすぎないベストなサイズを選びましょう。
ボトムとジャケットの号数が合わないということはよくあることです。
パンツスーツを購入される場合には、裾丈も注意してくださいね。できれば、スーツに合わせるパンプスを持って行って、裾丈を合わせてもらいましょう。
立ち姿でヒールに少しかかるくらいの裾丈がベストです。
リクルートスーツは必ず試着をしてから購入しましょう。
スーツの着こなしはサイズ感につきます!
サイズの合わないスーツはだらしない印象を与えてしまいます。スーツは試着!を合言葉にしてください。
―色に迷ったら?―
もし、色などで悩んだ場合には「黒」がお勧めです。
黒スーツは1つもっていると葬儀等に出席するときにも使うことが出来ます。
若いうちは喪服を使う機会も少ないため、持っていないという方も多いでしょう。
そういう方は、リクルートスーツを買う際に黒を選んでおくと、冠婚葬祭の時にも活用することができます。
―パンツとスカートで悩んだら?-
自分のイメージ(周りから見た時の印象)に合う方を選ぶことがベストですが、コンプレックスを隠すという視点でパンツかスカートをチョイスしたい!という場合は、下記を参考にしてみてください。
背が低くて、足が短い!と悩まれている方は少しだけスカート丈を短くするとバランスよく着こなせます!!
5.ちなみに海外の就活スタイルは?
リクルートスーツという概念は日本独自の文化と言えます。
海外の就活も基本的にはスーツスタイルですが、リクルートスーツのような就活専門スーツはありません。
さらに、アメリカの場合、黒いスーツは礼服として着用することがほとんど(タキシードなど)であることから、黒いスーツも選ばないようです。
もし、海外の企業への就職を検討しているという方は、黒いリクルートスーツはやめておいた方がいいかもしれませんね。
まとめ
時代の流れとともに、リクルートスーツが撤廃される日がくるかもしれませんが、現段階では就活=リクルートスーツという時代がもう少しつづくのではないかと思います。
企業の面接担当者に、変なところでマイナスの印象を与えないためには「無難」に生きることも大切です。
面接に伺う企業の特徴や、印象を理解して、TPOに合わせたスタイルで面接に挑みましょう。
個人的には、固いバックとワンストラップパンプスは先々使う率が低くなると思うので、それじゃなくても良いんじゃないか?と思います。就職してからも使える鞄にした方が合理的です。
パンツスーツでも、スカートスーツでも自分の身体のサイズと雰囲気にしっかりと合ったものをカッコかわいく着こなして、自分に自信をもって就活を頑張ってください。