OB・OG訪問で質問すべき内容とは

OB・OG訪問とは、興味のある業界や職種の会社で働いている先輩方(OB・OG)を訪問し、業務内容や会社の雰囲気、やりがいや働きやすさなど業界・業種への理解を深めることが出来る貴重な機会です。
そんな中、“OB・OG訪問ってどんな質問をすればいいの?” “OB・OG訪問って何を聞けばいいの?”と悩んでいる方が中にはいるのではないでしょうか?
そこで今回は、OB・OG訪問のことや質問を考える際に役立つ質問例、OB・OG訪問の質問で準備をした方がいいことをご紹介したいと思います。
INDEX
1.OB・OG訪問を行うメリット
OB・OG訪問で社会人の話を聞くことは、会社のホームページや企業説明会で知ることの出来るオフィシャルな内容ではなく、リアルな会社の実情や本音を教えてもらえるので、業界間や企業間での比較・選択の視野を広げられ、就職活動に対しての意識・知識を高めることができるというメリットがあります。
2.OB・OG訪問で使える!質問例
質問で重要になるポイントは、質問の意図が明確であるかどうかです。
質問の意図が相手に伝わらないと、自分の求めている答えは返ってきません。
目的をはっきりさせ、分かりやすい質問をしましょう。
質問例は、4つの種類に分けて紹介します。
(1)就活編
OB・OGの先輩方がどのようなことで迷いながら、どのようなことをして、今に至ったのか等、就職活動のノウハウを聞くことで、就職活動ではどのように行動すればいいのかの参考になります。中には、ES(エントリーシート)や面接のアドバイスや指導をしてくださる先輩もいますので、積極的に聞いてみましょう。
【質問例】
・就職活動中に(これだけは!)やっておいた方がいいことはありますか?
・面接の際、心がけることはありますか?
・就職活動で気を付けた方がいいことはありますか?
・就職活動をしていく上で大切にしていたことは何ですか?
・ES・面接のポイントは?
・志望動機や自己PRのアドバイスをお願いします!
・今の会社に決めたきっかけは?
・入社前と入社後で、ギャップを感じたことはありますか?
(2)業務内容
業界や職種・企業によって、業務内容は大きく変わってきますが、業務内容を知っておくことで、実際に自分が働いた時のイメージがしやすいようになります。
また、仕事内容がある程度理解できたところで、仕事のやりがいや楽しさであるメリットな部分・仕事の大変さや苦労であるデメリット部分も聞くとよりイメージがしやすくなると思いますので併せて聞いてみましょう。
また、入社してから数年経っているOB・OGの方には、入社当初の頃から現在までの仕事内容や仕事に対する変化などを聞くことがおすすめですので、このような質問をしてみましょう。
【質問例】
・主に行っている業務内容はどのようなものですか?
・1日の流れはどのようなものですか?
・1年を通した流れはどのようなものですか?(繁忙期はいつなのか?事業ごとの動き)
・仕事をしている中で、やりがいを感じるのはどんな時ですか?
・仕事の失敗談
・どのようなことを意識しながら仕事をしていますか?
・入社した頃と今現在で、成長したなと思う点は?
(3)会社の内部事情
会社内部の雰囲気や人間関係(上司や同僚、部下との関係)を知ることは、この企業・会社の社風って自分に合っているのか?馴染めそうな雰囲気なのか?を考えられて、実際に入社した時、社風のギャップや違和感を失くすことが出来ます。
また、社風を知ることが面接では『社風推し』の志望動機になるので、説得力の高くなりますので、聞いてみましょう。
【質問例】
・社内の雰囲気はどのような感じですか?
・上司や先輩とは、どのようなお付き合いをしていますか?
・ここに勤めて良かったと思う瞬間はいつですか?
・競合他社にはない、御社の強みとは
・社内でイベントを行いますか?
・現在の企業・会社に勤めて良かったと思う時はどんな時ですか?
・社内イベントには、どんなものがありますか?
(4)プライベートのことや働き方など、ライフスタイルに関わる事
社会人はどのように仕事終わりや休日などのプライベート過ごしているのかを聞くことは、仕事面だけでなく、生活面からも自分に合う職業や企業を探すことが出来ますし、
自分が社会人になったときのプライベートの過ごし方の参考にもできます。
この過ごし方が正しい・合っているというのはないので、あくまでも参考までに聞いてみましょう。
【質問例】
・仕事終わりはどのように過ごしていますか?
.・帰宅後どのように過ごしていますか?
・普段休日の過ごし方を教えてください
・普段は休日や長期休暇をどのように過ごしていますか?
・仕事とプライベートを上手に両立する秘訣はありますか?
3.円滑に質問を進めるためには
(1)調べて分かるようなことは質問しない。
採用人数や年収、福利厚生などwebサイトで調べれば出てくるような情報を聞くことはNGです!
時間を作ってくださっているOB・OGの方に失礼ですし、聞かなくても良いことを聞くことは、時間のロスです。
限られた時間を有意義にするために、会社の下調べを行ってから、OB・OG訪問に臨みましょう!
(2)あらかじめ、質問に優先順位をつけておく
質問をたくさん用意しても、時間内に全ての質問が出来るかどうかは分かりません。
今、自分に一番必要な質問、聞いた方がいい質問には優先順位をつけ、順位の高いものから聞くようにしましょう。
―実際OB・OG訪問の際にはいくつ質問するのがベストなの?―
OB・OG訪問に当てられている時間にもよりますが、多すぎず少なすぎず適度な質問数になることを意識するようにしてみましょう。
無難な質問数ですと、大体5~10問くらいです。
1つの質問時間を5分と設定した場合、1時間では質問を10問することが確実にできます。
また、質問を多く詰めすぎないようにすれば、気になったことをより掘り下げて質問することが出来るので、理解が深められます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
OB・OG訪問で得た知識は、今後の就職活動に役立つヒントがたくさんあります。
今回は、一例として沢山質問を挙げさせてもらいましたが、
本当に必要だと思う質問だけをピックアップして、自分にとって大事なこと・必要だと思ったことをメモ取り、今後の就職活動に活かせるようにしましょう。
OB・OG訪問の際のメモの取り方についてまとめたものがありますので、ご参考までに読んでみてください↓