学生時代の経験が平凡だって大丈夫!

就職活動では学生時代の様々な経験をアピールすることになるでしょう。
しかし、学生生活が平凡でアピールポイントがない場合にはどうすれば良いのでしょうか?
1.求められる経験は思考の過程であり、結果ではない。
就職活動で「学生時代について話してください。」という質問を受けることがあります。
これは学生団体を立ち上げたり、企業したり、という結果論を尋ねているのではありません。
人柄を知るために学生時代に何をしてきたのか尋ねているのです。
活動の経験に再現性があるかどうか、つまり就職先の会社でも同じような成果と結果を出すことができるかが重要になります。
例えば、何かのサイトを運営していた場合、「どんな場所で、どんな宣伝をすると効果的だった」とか、「コンテンツをどのように作成したか」など、作成の過程の説明や、「サイトの現状分析と改善策をどのように行ったか」を面接官に伝えることが重要です。
そうするなら、面接官は「この人は明確な目標を持つことができて、それを実現させる戦略と戦術を生み出すことができる。」と判断することでしょう。
それとは逆に、学生時代にベンチャー企業で活躍して働いていたとしても、「努力して働いて、このような結果を出しました。」という結果だけ伝えても、就職先の会社でも同じ結果が出せることを確信してもらうことができません。
あなたがどのような能力の持ち主であり、その能力を職場でどのように発揮できるか理解してもらうには、経験してきた活動の中での「思考過程と行動過程」を伝えることが必要です。
ですから、求められるのは「結果の大小」ではなく、「思考の大小」つまり、どれだけの思考力を使ってきたかということになります。
2.経験をつくるための努力を惜しむな!
勿論、とても良い経験をして、その思考過程も伝えることが出来れば、良いに越したことはありません。
「総合10位に入るiPhoneのアプリを開発しました。」というのと「塾の講師をしていました。」という経験では企業はアプリ開発をした方に注目することでしょう。
ですから、経験づくりのための努力はしても損はありません。
行動することによって得られる益があります。
例えば、iPhoneアプリを開発するには、単にプログラミングだけではなく、アイデア発案やマーケティングの本を読むことになります。この行動の過程と思考の過程であなたの経験値がどんどん上がっていくのです。
3.真剣に取り組むことに損はない
研究が忙しいため、他の経験づくりをすることが出来なくても心配はいりません。真剣に研究することや学業に真剣に取り組むことも良い自己PRになります。
なにもせずに、暇な時間を過ごしているなら、自分の経験値を増やすために行動しましょう。