就職留年を成功させるために

就職するために1年分の学費を支払い留年することは本当にメリットがあるのでしょうか?
時間を上手に使い、働きたい企業に就職することができれば意味のある就職留年であったと言えるかもしれません。
今回ご紹介するポイントを抑えて意味のある就職留年の時間を過ごしましょう。
1.を意識した就職留年を
余分な一年分の学費を払ってまで就職留年することにメリットはあるのでしょうか?
それはあなた自身の時間の使い方によります。
納得のいく企業に就職できれば一年分の学費くらいはすぐに取り返すことができます。
既卒でも受け入れてくれる企業はそんなに多くない中で、就職留年のメリットは、新卒というステータスを維持したまま就活に専念する時間を持てるということです。
しかし留年することによって得た一年をただ漠然と過ごしてしまったのでは就職留年は就職に不利にしかなりません。
どのような心構えで過ごせば一年先の就職を成功させることができるのでしょうか。
一番大切なのは、自分を変えるという強い意志を持つことです。
自分を成長させないままでは、一年後の結果が変わることはないと思ってください。
現在の自分が就職できなかった、納得のいく企業に内定をもらえなかったということには理由があるはずです。
それをそのままに一年の時間をすごして来年の結果が良くなるわけがないのです。では、自分を変えるとはいったい何から始めたらいいのでしょうか?
具体的な3つのポイントを解説します。
2.就職留年3つのポイント!
企業にアピールする自分の魅力を磨く
会社にとってあなたの魅力とはなんでしょうか?履歴書にたくさんの資格をならべる?
それももちろんプラスになるでしょうが、実際の社会での経験値を積むことであなたの履歴書がより企業にアピールすることは間違いないでしょう。
就職留年の最大の武器はその時間の自由さです。
社会人としての経験を積むためにベンチャー企業でインターンでとして働く、ネット上のプロジェクト、アプリやWebサービスなどを自分で開発してみるなど、自分の経験を魅力的にするために自分で経験をつくりましょう。
あなたなりに社会とかかわってきたという経験は企業にとって魅力的なだけではありません。
あなた自身の自信につながり、一年後の就職活動で積極的に自分をアピールすることができるようになります。
適職にこだわらない
社会にでてもいない学生が自分はこれが適職だと決めるときに頼るのは、自己分析とその職業に対するイメージです。
そのせいで受ける企業を極端に絞ってしまうことが就職できない理由の一つになっています。
しかし、実際の仕事がイメージとかけ離れているなんてことはざらにあります。
ですから余裕のできた一年で自分が見向きもしなかったタイプの職業も積極的に研究してみましょう。
先輩に話をきいてみたり説明会に参加したりしているうちに、職種にかかわらず、その会社の雰囲気が自分に向いている、その職種の特定の部分で自分は活躍できそうだ、などというようなことに気づくかもしれません。
実際に守備範囲を広げることで内定の確率は確実にあがるのです。
就活も同時に行う
夏に就職留年の準備を始める人が多いと思います。たとえ就職留年を決めたとしても就職活動は普通に続けましょう。
もちろんその年に内定すればそれでいいのですが、もし決まらなくても面接の練習を実地で行っているつもりで活動を続けてみましょう。
自分をどのようにアピールすればいいのか研究し、一年後のための面接スキルをあげるのです。
自分の企業にアピールする社会経験を積み上げつつ、忙しい時間を調整してでも週に2~3社の面接を受けることは2回目の就職活動を確実に有利にするでしょう。
以上の三つのポイントを実効しながら就職留年の一年間を有効に使うことが大切です。就職に失敗したと落ち込んだ気分を引きずって一年を過ごすのではなく、就職留年のメリットを最大限にいかせる一年を過ごすことで失敗は失敗ではなくなります。前を向いて自分の魅力に磨きをかけてください。