就面接の緊張を乗り越えるための7つのメソッド

就職活動の時の面接!
緊張して上手に自己アピールができなかった・・・という後悔をしないためにも
今回ご紹介する事前準備を念入りにしておきましょう。
INDEX
1.緊張を味方につける
面接の時に、緊張しすぎてしまう人の思考パターンは次のようなものです。
- 最初に身体や心の状態に変化が起きていることを自覚します。例えば汗をかいている、貧乏ゆすりをする、胸がドキドキする。
- その心身の状態に意識が向かってしまって思考が囚われてしまう。「ああ、私は緊張しているに違いない。どうしよう…」。
- そのために他のことが考えられなくなって、さらに緊張してしまう悪循環となる。「ああダメだ、緊張しているから、きっとうまくいかないはずだ」
このように、緊張していることを自覚する。そしてそのことを考え過ぎる。
そのために何もできなくなってしまう。これが近況に支配されるメカニズムなのです。
それではどうすれば、緊張を無くすことができるでしょうか。
それは緊張を味方につけることです。緊張は悪いことでないのです。
なぜなら人間が生きていくために緊張は欠かせない生存本能だからです。
だから今、危険な危機の真っ只中にいるなと感じると、人間は生き抜くために最大の力を発揮するようになるのです。
ですから、もし緊張していると感じても、「おお、なんだ緊張しているのか。
うん、でも仕方が無いさ。誰でもこういう時なら緊張するさ」と考えて、むしろ緊張する自分を褒めてあげましょう。
そうすれば自然に緊張はあなたの味方になってくれて応援してくれます。
2.うまく話そうとしない
自分をよく見せようと相手を意識して上手く話そうとすると、「あっ、上手く話せていない」と思った瞬間に緊張してしまいます。
無意識ではなんでもないことが、急に意識するとできなくなってしまうことは日常生活でもよく起きることだと思います。
策士策に溺れるという昔からの言葉もある通り、無理をすると逆に緊張して墓穴を掘ってしまうのです。
頭を切り替えてみましょう。
面接の時に相手が求めているのは、あなたが社会人やプレゼンテーションの達人のように、見事に話すことではありません。
あなたの考えている話の内容が、伝わることが重要なのです。
格好だけで内容が無くて、しかも混乱したままでは面接官に何も伝わりません。それよりもあなた自身の言葉であなたの考えを切実に伝える努力をしましょう。
3.完璧に話そうと思わない
うまく話すのが難しいからといって、事前に原稿を用意し、完璧に暗記して覚えようとするのも緊張を招くやり方でしょう。
もし完璧に暗唱することが可能なら、素晴らしい出来になるでしょうが、そもそも緊張すると思っているから暗記するのであって、緊張のプレッシャーがかかる本番の面接の時にうまくいく可能性は低いでしょう。
完璧ということはひとつでも歯車が噛み合わないと、全てがうまくいかなくなるものです。
ある程度開き直って、間違っても仕方ないと「伝えたい」要点だけを決めて完璧主義者になることを諦めると、緊張がほぐれて思ったことを忘れずに話せるものです。
4.部分部分でも伝われば良いと割り切る
完璧主義をやめて、伝えたい部分を決めていきましょう。これだけはアピールのために話しておきたいことをメモを作って決めます。
その部分を主張することだけに集中するのです。
伝えたいことは、すなわち「結論」です。結論に従って、なぜそう思うのかという「理由」を述べていきます。
理由に説得力を与えるために、「データで数量を示す」、「ひと目で分かりやすいように表やグラフにする」、「アンケートなどの生の声を反映する」という客観性で自分の伝えたいことを補強していきます。
この時に、不要な情報はどんどん捨てていきましょう。
あなたがいくらあれこれ入れて主張したくても、相手に届かなければ意味がありません。
限られた時間の中で効果的に伝えるためには、情報量を減らしていくことが大切です。情報量を減らせば、ミスも減るので緊張することが心配でなくなる効果もあります。
5.何を話すかを明確にする
一体何を話すのかが分かっていないと、相手に伝わるように話すことができません。
日常会話のようにだれだらとお喋りするのとは違います。面接の目的をよく考えてシミュレーションしてみましょう。
「相手は何を期待しているのか?」「話の結論は何か?」「結論を納得させるために根拠は何か?」「突っ込まれる恐れのある部分はどこか?」「それに対する反論は何か?」。
スポーツと同じで相手の動きに囚われすぎてしまうと、自分のパフォーマンスができなくなってしまいます。
まず自分のことをよく知ることから準備しておきましょう。
6.練習を繰り返す
いくら頭のなかで計画を立てても、実際におこなうのは全く別の問題です。
まず自主練習を繰り返しましょう。そうすれば自分のクセが分かってきて事前に修正できます。
スマートフォンで動画撮影しながら、チェックすると欠点がわかりますのでお薦めです。
7.本番さながらにギャラリーの前でやってみる
ビデオカメラに向かっていくら練習しても、実際に人前で話すのでは全く違います。緊張する人は人前で話すのが下手と思っている人が多いと思います。
だからといって、面接の本番一発にすべてを賭けるのはリスクが高すぎます。それではどうしたら良いのでしょうか。
これから身の周りで「失敗しても良い機会」を作ってみましょう。例えばゼミの発表を積極的に行なう。様々な発表会に参加して発言する。まさに習うより慣れろです。
面接の場で緊張しない人はいません。緊張を味方にするか、敵に回すかは、日頃の練習で克服できます。ぜひ、緊張を味方につけて、あなたらしいパフォーマンスを発揮して下さい。