就活を乗り切る効率化のための時間管理術

就職活動を成功させるためには、限られた時間をいかに有効活用できるかどうかが大切です。
時間管理をしっかり実施しておきましょう。
1.固めてみよう
自分自身のスケジュール管理をしましょう。就活をプロジェクトとして時間の管理すると良いでしょう。
まず最初に、決まったタスクは、流れ作業と考えてひたすらこなしていきましょう。
きまぐれにひとつずつダラダラとやっていたら、いくら時間があっても足りません。
就活の準備段階は挫折する前に作業にして処理していくことを心がけましょう。
準備段階の作業には、Webテストの受験、エントリーシート作成、説明会の参加などがありますが、バラバラにこなすよりも、なるべくまとめてスケジュールにしていくことが肝心です。
こちらで予定をスケジュール化しておけば、作業が効率化できるだけでなく、時間の節約にもなります。
2.絞ってみよう
人間が作業をする時、長時間動いても同じように均一に効率良くできるとは限りません。
一般的に作業については、パレートの法則あるいは80:20の法則といわれる効率の法則があります。
それは、全体の20%に集中して作業すると、80%の成果に影響するというものです。
例えば、就活できるリストに100社あるとします。その100社について1社ずつバラバラにを入れてリサーチをして望むよりも、本当に入社したいと考えている20社に絞って、リサーチの力を集中させて望んだほうが、時間の節約になるし、効率が良く成果が挙げやすいのです。
また、会社のリサーチや分析を1社ずつバラバラに行なうよりも、すでに定評がある分析方法を使ってみることも良いでしょう。
例えば、SWOT分析は、就活を戦略として捉え相手の会社について、強み、弱み、機会(顧客やライバル)、脅威(将来性)の4点から分析する手法です。
SWOT分析を使うと、会社だけでなく業界全体についても知る手がかりになるでしょう。
その結果を見て、就活先を絞って集中することができます。
3.怠けてみよう
怠けると言っても、当然サボることではありません。
ネットやPCを使って自動化することです。楽したいと考えることこそが、効率化の強いモチベーションといっても過言ではありません。
ITツールを使いこなし、なるべく楽をして効率をあげていきましょう。各種提出書類はひな形を作っておくこと。
例えば、履歴書は手書きすると時間がかかるので、PCで作成しておくことです。
自己アピール文を300文字、500文字、700文字など数種類作成します。面接の結果のたびに書き換えてブラッシュアップすると、より良いアピールする内容に仕上がっていきます。
これらの書類ファイルは、Dropbox、Googleドライブ、Evernoteなどにまとめて保管する。
4.すぐやってみよう
理由をつけて、なんとなく作業を先延ばししてグズグズしている人は、時間を有効に使うことができません。
なぜそうなってしまうのでしょうか。そこには人間の思考のメカニズムの秘密が隠されているのです。
人間のヤル気には、脳の側坐核が関係していて、その部分は行動によって活性化することが分かっています。ですからヤル気はあるかないかではなく、それよりも先にまず手を動かして行動せよなのです。
しかし、だからその手を動かすのが大変なんだよと言うかもしれません。わかります。では、手を動かすためのメソッドをお教えします。
それは限りなく作業タスクのハードルを下げることです。例として、エントリーシートを書くという作業タスクを考えてみましょう。
エントリーシートを書くというと、完璧に書かれたエントリーシートを考えて、そこに至るまでの苦しさだけが思い浮かぶのではないでしょうか。
しかし視点を変えてみると、目の前にはすぐできて、成果のあがることがたくさんあります。
とりあえず、机の上にエントリーシートと筆記用具を並べて置く。氏名、住所などの誰でも書ける基礎的なプロフィールの空欄を埋めること。
静かなカフェなど気が散らず邪魔が入らない場所に行く。
もちろん、スマートフォンに気を取られないように、エントリーシートだけを持っていきます。
どうですか、ハードルが下がってすぐにできるようになりませんか。
5.分けてみよう
まず手を動かすと言っても、エントリーシートを書くという作業タスクは大変だと思います。
そこでハードルを下げるだけでなく、作業タスクを小分けしてみましょう。
エントリーシートの作成を、1.基礎プロフィールの記入、2.自己PR分の記入、3.志望動機の記入、4.送付用封筒の用意と4段階に分割します。
これで自分の好きな時間、空いた時間を使って、できる部分からどんどん記入していくことが可能になります。
また今日は、自己PR分だけを数社分まとめて記入してみることもできます。
時間がないというのではなくて、時間は作っていくものです。
時間があるときに作業タスクを行なうのではなく、わずかな時間に合わせて作業タスクを細かく分割して進めていくのです。
これをやるかやらないかで、結果は驚くほど変わっていくでしょう。これは社会人になっても使えます。より良い習慣をつけて下さい。