やりたいことなんて必要ない!就職活動に自己分析が必要ない理由

就職活動の際に自己分析をしてやりたいことを見つけようとする方がいます。
しかし自己分析結果に左右されすぎてしまうと就職活動はうまくいきません。
果たして本当に自己分析を実施する必要はあるのでしょうか?
1.やりたいことは自己分析で見つけるものではない
ワークシートを解いた結果として見つけたことは、あなたが本当にやりたいこととは違います。
今すでに行動していないということは、それはやりたいことではないのです。
たとえばスポーツ選手を目指している学生は、もう既に一生懸命練習に取り組んでいます。
スポーツ選手になることが、その人のやりたいことだからです。
探してまで必死に見つけようとすることが、人生においてやりたいことであるはずがありません。
2.やりたいことを見つけている人は稀
やりたいことを既に見つけている日本人はきわめて稀です。
バブル期においてすら、今の仕事に合格点をつけている人は16%しかいないのです。
就職活動が売り手市場で、会社を選びやすかったバブル期の学生ですらなかなか見つけられていないのですから、あなたが見つけられていないのも当然といえます。
やりたいことは簡単に見つかりませんし、決して何かを解けば見つかるものではありません。そして、無理に見つける必要もありません。
3.やりたいことは自然とみつかる
やりたいことは自分から必死に見つけるものではなく、仕事を通じて自然とみつかるものです。
様々な仕事を経験し、それを通じて老若男女と交流をして、少しずつやるべきことを見つけます。
そして、日々やるべきことをこなしていく中で初めてやりたいことが見つかります。自分に適した仕事も同時に見つかり、それがあなたに向いている仕事です。
どんな業界に進むにしても仕事とは40年近く付き合うことになるのですから、そこでゆっくりと向き合えばいいのです。
あるいは、あなたが今見つけられていない才能を仕事が引き出してくれるかもしれません。
こう考えると就職活動を楽な気持ちで向かえることができるようになります。
4.就職活動をするのにやりたいことはいらない
就職活動に取り組む中で、やりたいことは必要になるのではないかという疑問があると思います。
就職活動にやりたいことは必要ありません。
志望する会社に応じて、動機を考えればいいからです。
まず、根拠が無くてもいいので魅力的だと思えた会社を探します。次にその会社の魅力は何かを考え、その点を実際に書き出してみます。そして、その書き出した点に魅力を感じた理由を自分の経歴とつき合わせる。
このプロセスを行うことで、やりたいことの無い人であっても就職活動を進めることができます。最初は納得できないかもしれませんが、時間を置くうちにその会社に魅力を感じた理由に実感がわいてきます。