就活前に知っておくべき!あなたの給料を減らす3つの世界的なトレンド

IT化や人口減少などであなたの給料が下がる可能性があります。
就職活動をする前に、社会を取り巻く状況を確認しておきましょう。
1.効率化するIT
ITは企業の仕事を効率化しています。同じ成果をより少ない労力で出すことが出来ます。
その結果として企業のコストを下げ、企業に利益をもたらします。
しかし、効率化の結果あなたの仕事が無くなるかもしれません。
例えばInstagram社は10人の社員で約1000万人のユーザーを管理しています。
1人あたり100万人の計算です。外部に顧客対応等を発注して効率化を図っている結果、可能になっています。
もし効率化していなかったら、もっと多くの社員を必要としていたかもしれません。
また、例えば書籍やCD、ゲームがインターネットを通じてやり取りされるようになれば、卸業や小売業の規模は落ちていくでしょう。
自分の業界や仕事がITによって置き換わることがないかどうか、そのことを意識してキャリアを考えましょう
2.先進国と発展途上国
日本は先進国で世界的に見ると給料は高めです。
そのため日本人のあなたなら仕事には出来ない給料でも、ベトナム人なら出来るかもしれません。
日本に限らず、先進国から発展途上国へ雇用が移動しているのは、その方が合理的だからです。発展途上国でも教育が普及しています。
企業が雇用できるような労働者が現れ続けています。
彼らと比べて、日本の労働者は給料差ほど能力差が無いのです。
今後もその状況が続くと考えた方がいいでしょう。
その上で自分の仕事や業種は置き換わるものなのか、あるいは置き換わるとき発展途上国の労働者よりも会社に貢献出来るか、を検討してキャリアを考えましょう。
3.日本の人口減少
日本の高度経済成長は人口増加に伴う労働力と内需の増加によって支えられている面もありました。
これからの日本は少子高齢化社会になると言われています。
出生率は昔ほどなく、日本の人口が増加から減少傾向に転ずるとされており、このことの改善はきわめて難しい状況にあります。
人口が減少すれば消費者も減るので、市場もマイナス成長となります。特に内需に依存する産業は強く影響を受けます。
たとえば不動産、金融機関、小売業などをあげることが出来ます。例えば野村證券の株価を見ると、厳しいのが一目瞭然です。
これらの業種を含め、日本企業は海外進出を進めていますが、全ての進出が上手く行くとは限りません。
内需に依存し海外に進出することが出来ない企業は今後苦しくなる、ということは踏まえておくべきでしょう。
あなたの企業はどうなるのか、そのことを調べるべきでしょう。