2018.06.06
就職・転職事前対策・準備

転職には明確なピークがある!転職に適した時期と抑えるべきポイントとは

転職を考えている方は、新卒の就職活動と違って転職は明確タイムスケジュールが決まっていないため、基本的にはいつ転職しても構いません。

しかし転職は、行う時期によってその成果が左右されるのが実情です。何月に転職すればいいのか、転職市場の傾向をつかんでおくことで、より確実に転職活動を続けることができます。

企業の人事部には一般的なスケジュールがある

業界や企業によって違うのは当然ですが、一般的な企業は一年単位のタイムスケジュールがあり、それぞれの時期によって忙しい時、また比較的時間がある時がある程度決まってきます。

それによって、転職に適した時期とそうでない時期が決まってくるのです。

いつ転職すればいいの?

では結局、何月に転職すべきなのか。それはずばり、「求人数の多いとき」ということにつきます。

求人が多く出ているということは、企業の人事部が転職者の採用に対して時間をある程度割くことができるということを示しており、転職者にとってはより多くの企業を見たうえでどの企業に就職すべきか判断することができます。

公益社団法人全国求人情報協会が求人数の移り変わり等をまとめてサイトにアップしています。

公益社団法人全国求人情報会HP

こちらを参考にしていただくと、月ごとに求人数に差があることがよくわかります。

求人が多いのは10~11月、1~2月

10月~11月と1月~2月

ずばりねらい目なのは、「10~11月」「1~2月」です。この時期は直近の求人数が130万件をこえており、転職者にとってのゴールデンシーズンだといっても過言ではないでしょう。

これは、企業側のこのような理由から生じるものです。

(1)新卒採用に時間を割かなくていい

全てではありませんが、ほとんどの企業が新卒採用を行っています。春から夏にかけて新卒採用活動はピークを迎え、多くの企業は中途採用に人員を割く余裕がありません。4~8月の求人が少ないのは主にこのためです。

(2)12月は何かと忙しい

グラフを見ると、12月だけ求人がガクッと減っています。12月は年末でやらなければいけない業務が増え、求人を出している余裕がないということが考えられます。

(3)上半期の結果を見て求人の増加を判断している

多くの企業は、4~9月の上半期と10~3月の下半期というスパンで動いています。上半期の業績が出た結果、従業員をさらに増やすことが必要だと判断され、10月ごろから新たな求人が出されるということがよく起こります。

(4)4月から働く従業員を期待している

転職者を雇っても、一人に対して育成をしていくのは大変です。どんな企業も、ほかの従業員と同一のプログラムを組んで、一気に育成したほうが育成の質もコストの面でも優れています。そういう事情から、1~2月に募集をかけ、4月から働かせる従業員を募集する企業が多くあるのです。3月になると4月スタートの募集がひと段落つき、求人は減少します。

ピークの2か月前から転職活動を始める

10~11月、1~2月に求人が増加するということは分かったかと思います。しかしそれはあくまで「求人のピーク」であって、当然のことながらこの時期から転職活動をスタートさせればいいということではありません。このピークに備えて、過去のキャリアや自己分析から希望業種・職種について考えたり、転職エージェントを活用したりといった準備をしなければいけません。

10~11月の求人に応募したい場合は8月、1~2月の求人に応募したい場合は11月ごろには転職の準備をスタートできるとよいでしょう。

転職者側はどんな時期に多いのか

企業側が求人を多く出しているピークはわかりました。では、逆に転職者側が多い、つまりライバルが多い時期はいつなのでしょうか。

(1)10~11月、1~2月のピーク時期

当然のことながら、企業の求人が多いときはそれを求める転職者も多くなります。また、前の職場をやめて新しい職場に移るのは節目の時期にしようと考える人が多いため、1月・4月に転職をすることを狙った転職者が急増します。この時期は求人も多ければライバルも多い、ほかの時期に比べて転職市場が活発であるということを覚えておきましょう。

(2)6月、12月のボーナス後の時期

「ボーナス」というのは、多くの従業員にとって一つの節目となります。「とりあえずボーナスまでは働いて、もらったら辞めよう」や、「思ったよりボーナスが少ないから転職しよう」と考える人は少なくありません。結果、この時期に転職しようと考える人が増加する傾向にあります。

(3)8月、12月は少ない傾向にある

8月には夏休みやお盆、12月は年末の時期です。転職者もそれぞれの生活があるので、こういった時期は転職活動などをせずゆっくり休みたいと考える人が多いです。

まとめ

転職活動に適した、求人数が多い時期は10~11月、1~2月です。もちろん業種や業界によっては、一年を通して同じように募集している業種やほかのタイムラインで動いている業種もあるので、あくまで全体的な企業の傾向の話です。グラフを見てもわかるように、平成28年度、29年度ともに一年を通して100万件以上の求人は維持されていました。

この時期に転職活動をしたからといって必ず転職がうまくいくというわけではありませんが、転職に適した時期を押さえておくことで、転職活動にとってプラスとなることは間違いないでしょう。

あわせて読みたい記事