2018.10.03
就職・転職事前対策・準備

第二新卒はいつまで?意外と需要が高いってホント?

第二新卒っていつまでかな?転職でのメリット・デメリットはなに?

求人情報などでも目にすることがある「第二新卒」とはどのような人を指しているかご存知ですか?

第二新卒は新卒で入社してから3年未満の求職者を言います。

新卒入社後3年未満の求職者ということは、3年未満で退職して新しい仕事を探している人ということになり、転職には不利なのでは?と思われる方も多いのではないでしょうか?

今回は、メリット・デメリットも含め、第二新卒の求職活動についてご紹介します。

1.第二新卒と既卒の違い

第二新卒と既卒の違い

第二新卒とは、新卒入社後3年未満の求職者を示すことが一般的ですが、きちんとした決まりがあるという訳ではないため、企業によって第二新卒が示す範囲が異なることもあります。

ただし、基本的には一度は社会人としてどこかに入社した経験がある人を示しており、まったく社会人経験のない新卒とすでに社会人としてキャリアを積んでいる中途の間のようなイメージとして使われることが多いです。

ちなみに、学校を卒業してから一度も就職をしていないまま1年~3年程度経過している方の場合は既卒という扱いになります。

2.第二新卒を歓迎する企業も多い?!第二新卒のメリット・デメリット

新卒で入社した人のうち3年以内に退職する人の割合は約3割と言われています。

そのため、若手人材の確保は企業にとっては大きな課題となります。若手人材の確保という点では、第二新卒を積極的に採用したいと考えている企業も多く存在します。

ここでは第二新卒の転職におけるメリット・デメリットをまとめておきます。

(1)第二新卒のメリット

第二新卒の一番のメリットは「一度社会に出ている」という点です。一度社会に出ているため、基本的なビジネスマナーなどが身についている方が多く、すぐに業務の指導に入ることが出来るという点は新卒との大きな違いです。

また、最初の就職の経験を活かして転職活動を行うことが出来る為、新卒時よりも「やりたい事」が明確になっているケースが多く、採用後のミスマッチを防ぐことが出来ます。

(2)第二新卒のデメリット

第二新卒者の転職のデメリットは、やはり、「うちの会社もすぐに辞めてしまわないだろうか?」と思われる可能性が高いという点です。

そのため、転職時の面接などで、退職の理由を聞かれた際には、退職理由を前向きに伝えることが大切です。

また、メリットでも触れましたが、第二新卒者は基本的なビジネスマナーは取得していると判断される傾向があります。そのため、ビジネスマナーに自信がないという方は、ある程度勉強しておくことが大切です。

4.第二新卒の転職のポイント

第二新卒は新卒と中途の中間であり、新卒とは違い社会人の経験を持っていて、中途ほどビジネスパーソンとしての人格が出来上がっていないという特徴があります。

そして、なによりも25歳前後という若い年代で、企業側にとってはこれから会社を背負ってくれる重要な人材です。

そんな第二新卒が転職を成功させるためのポイントは以下の3つを明確にしておくことです。

ポイント1:転職理由を明確に

デメリットでもお伝えしたように、企業側は「うちの会社もすぐに辞めてしまわないだろうか?」という不安を持っています。それを払拭するためには、

転職が必要な理由と今、転職をする理由

を明確にしておくことが大切です。そして、それぞれの理由が前向きであるという点もポイントになります。

ポイント2:転職先に求めるモノを明確に

転職先に何を求めているかを明確にしておくことで、入社後のミスマッチを減らすことが出来ます。「転職してみたけど、やっぱり思っていたのと違う」となり、また転職をすることになるなど、短期間で転職を繰り返すことは、転職で不利に働く要因になりかねません。そのため、転職先を探す段階で、ある程度ミスマッチを減らしておくことは大切です。

ポイント3:なりたい自分を明確に

5年後、10年後に自分がどうなりたいかを明確にしておくことで、転職先企業と自分の未来を重ねてみることが出来ます。前職での経験をどのように活かして、将来どんな人になりたいかを面接で伝えられるように整理してみましょう。

まとめ

第二新卒は新卒で入社した会社を3年未満で退職しているため、転職が難しいと思われがちです。しかし、新卒とは異なり社会に出たという実績があり、年齢も25歳前後の若手であることから、積極的に採用を検討している企業はたくさんあります。

しかし、「すぐに辞めてしまわないだろうか?」という不安を持たれているという事は理解し、新卒時よりもより前向きで明確な理由を持って転職活動を行う必要があります。

3年未満だからと後ろ向きに考えず、第二新卒というブランドを有効活用して転職活動に挑んでくださいね。

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