2018.01.27
履歴書・エントリーシート

エントリーシートをもっと良くする方法とは

就職活動の際に企業に提出する「エントリーシート」を作成しましょう。

いくつかのコツを知って作成することでより良いエントリーシートを作成することで

選考の担当者からの印象を良くすることができます。

就職活動を開始する前に今回ご紹介するいくつかのポイントを確認しておきましょう!

1.結論から書く

結論から書くことで、簡潔で理解しやすい文章が好まれます。

その為の方法として結論から書くことが重要です。

文章を最後まで読まなくても、冒頭を読めば全体の内容が一目で分かります。

最初に結論を書いた上で、その後に結論に至った背景を書いていけば、伝えたいことが相手に確実に伝わります。

しかし、結論から書かれていないエントリーシートは多数存在します。

例として、ある政府系金融機関の「志望動機」をエントリーシートに記載したものを紹介します。

私はゼミで中小企業の資金運営についての研究をしたことがあります。

その時にとてもショックを受けたのが、多くの企業が政府の融資制度を活用できていない点についてです。

雇用支援融資や、新規事業融資など、政府系金融機関から借りることのできる低金利の融資があるにも関わらず、高金利の融資を受けてしまっている現状があります。

そのせいで資金繰りの悪化が生じ、倒産に至るというケースが多いと知りました。

日本の中小企業は(中略)日本の中小企業の資金繰りを円滑にして、日本経済をより活性化したく、貴社を志望いたしました。

 

以上が例文ですが、「志望するに至った経緯や背景」が先に書かれており、肝心の志望動機が最後に述べられているケースが多々あります。

あくまでも例文なので誇張して書いていますが、こういった文章構成の場合、読む側の人間は何に着目して読めば良いのか分かりにくくなります。

そして、話の焦点がぼやけてしまうと理解しにくい文章となります。

解決方法はとても簡単で、文章冒頭で書いた通り「結論から書く」ということだけを意識すれば改善できます。

先ほどの例文を結論先行型の文章構成に直すだけでも、

 

日本の中小企業の資金繰りを円滑にして、日本経済をより活性化したく、貴社を志望いたしました。

私はゼミで中小企業の資金運営について研究をしたことがあります。

その時にとてもショックを受けたのが、多くの企業が政府の融資制度を活用できていない点にあります。

雇用支援融資や新規事業融資など、政府系金融機関から低金利で借りることのできる融資があるにもかかわらず、高金利の融資を受けてしまっている現状があります

。そのせいで資金繰りが悪化し、倒産に至るというケースが多いと知りました。日本の中小企業は(中略)

 

というように、「なぜ志望しているのか」という問いに対しての答えがすぐに分かるような構成になります。

上記のエントリーシートは例文であるため、修正点がまだまだありますが、結論から書くという事を実行するだけでも文章の見通しが良くなります。

改めて結論を書きますが、エントリーシートは結論から書くことが重要です。

2.具体的に書く

エントリーシートの目的を簡潔に説明するとすれば、「自分が面接するに値する人間であることを企業に説得する」ことがエントリーシートの目的です。

その目的を達成するためには、「あなたのことを相手に理解してもらう」ことが必要不可欠です。

なぜならば、書類選考を行う企業の人はあなたのことを知らないからです。

知らない人の情報を知りたいと思っても、抽象的な情報だけでは相手に伝わりません。以下に例文を書きますが、

私が学生時代に力を入れたのは、サークル合宿の運営です。

今までのサークル合宿とは違った全く新しい合宿にしたいと思い、メンバー全員と納得いくまで議論をしました。

運営方針で時には対立することもありましたが、粘り強く誠実に交渉することによって、全員に納得してもらえる計画を形成することができました。

この経験で学んだコミュニケーション能力は、社会に出ても活かせる能力だと考えています。

 

以上の例文のようなエントリーシートは何かを語っているようですが、具体的には何も語っていません。以下の点について分からないからです。

  1. なぜ従来の合宿から変えようと思ったのか
  2. 新しい合宿と従来の合宿では何が違うのか
  3. 対立とは具体的にどんな対立をしたのか
  4. 交渉はどのような方法で行ったのか
  5. なぜ合宿は成功したといえるのか

学生とは一切面識のない人が初めて文章を読む場合、抽象的な内容では何も伝わりません。具体的なエントリーシートを書く方法として、以下の3点を意識することが必要です。

 

(1)どんな工夫をしたのか分かるように書く

問題を解決するために行動した工夫が具体的に分かるように書きます。

例えば、先ほどの例文の中にある「粘り強く誠実に交渉した」という方法は具体的にはどういうことなのかを記載する必要があります。

どのような工夫をして問題解決に至ったのかを詳細に書けば、面識のない人が読んでも伝わるはずです。

(2)行動の動機が分かるように書く

人が混乱してしまう要因として「なぜそれをしようと思ったのか」という動機が分からない時があります。

動機が分からないとその点が気になってしまい、その先の内容が入ってこない場合があります。

「始めた動機」「解決しようと思った動機」「変えようと思った動機」など、何故そのような行動をしようと思ったのかが分かるように書くことが求められます。

例文の場合、「なぜ従来の合宿を変えようと思ったのか」という点を具体的に説明することです。

(3)状況の変化が分かるように書く

ほとんどのエントリーシートの場合、「問題点Aがあり」「行動Bをすることにより」「結果Cを出すことができた」という構成になっています。

ただし、「結果C」の部分について具体的な記載がなく「成功しました」とだけ書いている傾向が多くみられます。

選考過程で文章を読む人は、その一連の流れには参加していないため、「どう成功したのか」のか分かりません。

「成功しました」という結果だけで終わらせずに「以前の状態と比較して成功後は何が変わったのか」が分かるように書くことがポイントです。

具体的な数字として表すことのできる場合であれば、より効果的で説得力のある文章になります。

 

以上の3点を意識して文章を書くことができれば、具体的に取り組んできた努力が相手に伝わります。

3.簡潔に書く

簡単なようで難しいのが、詳細を具体的に書きながらも簡潔に書くという点です。

ビジネス文章を書きなれていない場合、長い文章を書いてしまい分かりにくくなってしまうケースがあります。以下の例文のように、

貴社は当時の世界中に存在する競合他社が不可能と考えていたAを開発・量産することに成功し、現在でも最も高いシェアを誇っており、私はメーカーに最も重要なのは研究開発だと考えているため、革新的な新製品を生み出している貴社に関心をいだいております。

 

といったように、文章が長くなり、かえって分かりにくい結果となってしまっています。

心理学者のミラーの実験によれば、人間の短期記憶に入るのは多くても9ワードまでと言われているので、短文で書くことが分かりやすい文章を書くポイントです。

文章をつなげずに短文で切るだけで、分かりやすくなります。

具体的には「~て、」「~おり、」「~ため、」「~し、」といった文章を接続する語句が出てきそうになったら、「。」をつけて文章を区切ります。

先ほどの例文は、接続する語句が顕著に出現する例として紹介しました。この語句を使ってはいけないという事はありませんが、無限に文章を接続してしまう例もあるので、使用する際は十分に注意することが必要です。

文章は短ければ短いほど、簡潔であればあるほど価値は増します。

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