履歴書やESの写真で合否が決まる?!写真から何を見る?証明写真撮影ポイント

運転免許証の写真を見て、「うわっ、やば」と思ったことはありませんか?運転免許証の写真が上手に撮れたら最高ですね。さて、就活や転職活動では履歴書やESを準備します。そこに必ずと言っていいほど必要となる「証明写真」。
写真の出来は合否に関係するのでしょうか?
ちなみに、弊社の採用担当者に「履歴書の写真は合否にどれくらい影響する?」と聞いた所2~3割という答えになりました。
少なくともある程度は写真も合否に関係してくると言えます。そこで今回は、採用担当者が写真から何をみているのか、写真撮影時のポイントとは何かをまとめてご紹介します。
INDEX
1.第一印象は見た目が5割以上?!
「メラビアンの法則」という言葉を聞いたことがありますか?メラビアンの法則とはアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが発表した論文の研究結果のひとつです。
このメラビアンの法則は初対面時の第一印象として優先される3つの情報(視覚・聴覚・言語)の中で、視覚情報が最も高いとされています。視覚からの情報ということはつまり「見た目」です。
確かに、日常生活の中でも「見た目で損をしている」や「見た目で得をしている」という言葉を聞くことがありますよね。
人は、相手の性格や特徴を知らない初対面の段階では、この人はどういう人かな?ということを見た目の情報からある程度予測します。そして、その見た目の情報は人と接する機会の多い人ほど、多くの情報から分析されることになります。
履歴書やESの写真も、あなたの第一印象を決める重要な情報です。そして、それを見る採用担当者はきっと多くの人を見ている人達です。写真の印象がプラスかマイナスかで「確実に合否が決まる」とは言えませんが、少なくとも印象として採用担当者にインプットされるということは間違いないでしょう。
2.写真で見られること
「見た目」というとカワイイ、カッコいい、綺麗など「外見重視か!!」と思ってしまいますが、容姿を見ている訳ではありません。
履歴書やエントリーシートの写真から採用担当者が見ていることは「常識的かどうか」という点です。それでは、具体的に証明写真でどのようなところを見られているのでしょうか?
(1)清潔感
清潔感がある人は「きちんとした人」に見えますよね。清潔感のポイントは「髪型」「服装」、女性の場合はメイクも関係します。男性の髭は業種によって異なりますが、表情などをしっかりと伝えるという意味では剃っておいたほうが伝わりやすいと思います。剃らない場合は、綺麗に整えておきましょう。
(2)丁寧さ
履歴書やESも書類のひとつです。写真の切り方や貼り方にもその人の性格が表れます。
こういった細かいところもチェックされていると思いましょう。
内容の良いものに仕上げても、写真が曲がっている、何度も貼り直してヨレヨレになっているという状態では、良い印象は与えられません。場合によっては「仕事もいい加減にやるのでは?」というマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
3.写真撮影はココを意識して!
それでは、採用担当者に“良い第一印象”を持ってもらうために、写真撮影時のポイントをいくつかご紹介しておきます。
ポイント1:ナチュラルメイク
健康そうな肌の色はそれだけで好印象です。男性でも「血色があまり良くない」「クマがある」「ちょっと青ひげになっちゃう」という場合には、ファンデーションやコンシーラーを活用してみましょう。
とは言え、自分の肌色に合わないものを使うとおかしなことになってしまいますので注意して下さいね。女性はメイク慣れしている方が多いと思いますが、盛りすぎはNGです。
ポイント2:アゴは下げる!上目使いはしない
基本的に証明写真は顔を正面から取ります。「上目遣いのほうがカワイイ」はこの際、置いておきましょう。アゴを下げて、正面を見て、少し微笑む感じがベストです。
ポイント3:撮影前の再チェックも忘れずに
撮影前に髪型や服装に乱れはないか確認しましょう。特に、スピード写真などを利用する場合は、注意してくれるカメラマンさんがいるわけではありません。機械に鏡が付いているので、くまなくチェックしてください。
ポイント4:撮影後も丁寧に!
撮影が終わった後の写真も丁寧に持ち帰り、丁寧に貼り付けましょう。
持ち帰りの途中に、鞄の中でグチャグチャになってしまっては台無しです。履歴書やESに貼り付けて封をするまでが写真撮影です。
ちなみに、貼り付ける写真の裏側に名前と学校名等を記載しておくと、万が一、写真が剥がれてしまっても誰の写真かすぐに分かります。ちょっとした気遣いが採用担当者に好印象を与えることもあります!
4.撮影は写真館?スピード写真?
実際に採用担当者側からすると、写真館でもスピード写真でもどちらでも良いという意見が多いです。写真館で撮影した場合、データとして受取ることが出来るため、データで欲しいという企業に応募する場合には写真館を利用したほうが良いです。
また、就活の場合、多くの企業に履歴書やESを送ることになるため、枚数が決まっているスピード写真を利用すると、何回も撮影しなければならないというデメリットもあります。
採用担当者によっては、「写真館で撮影している方が就活に熱意を感じる」と思う方もいるようなので、どちらが良いか悩んでいるという場合には写真館を利用してみてはいかがでしょうか?
5.こんな写真はダメ!
最後に、こんな写真はやめておきましょうということを少しだけ。履歴書やESに使用する写真は、無背景、無帽、スーツが一般的です。写真で個性をアピールしたい!という考えはあまり効果が無いと思ったほうが良いでしょう。
また、以下のような写真は採用担当者に「え?」と思われてしまうかもしれません。
いかがですか?履歴書やESの写真は採用担当者が最初に目にするあなたの「第一印象」です。清潔感と丁寧さを意識して、明るく自分の良さを全面に出してください。採用担当者が一緒に働きたいと思うような素敵な写真が撮影できますように!